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ベルベル人の伝統料理、タジンの土鍋(これもタジンといいます)も売られていました。土器は、土のせいもあるのかもしれませんが、焼くときの窯の温度が低いため、ちょっと脆い。手書きで陶器のものよりプリントの柄の磁器の方が、数倍も高価な値段が付いているのも、生活用具としての視点からすると、ある意味妥当なのかも。でも、柄の素晴らしいモノは、骨董扱いで、こちらでも高価な値がついています。なにせ紛いモノが多いので、私が視線をやる先々で、フェッタさんが「それは、ホンモノ」「あれは、ダメ」と鑑定の目を光らせてくれます(笑)。店主の言い値で買うことはあり得ないほど、些細なモノでも全て交渉で値段が決まるのです。これでは日々の買物はタ・イ・ヘ・ンだ…。押しの強い商売人に圧倒され、マラケシュではすっかり購買意欲をそがれてしまいました。 |
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実は、この旅では、モロッコ入りする飛行機への乗り換え時、ロストバゲッジにあい、マラケシュ滞在の2日目まで、身の回りのものが無い状態でした。「これも神の思し召し(?)」と、衣類やスキンケア製品、リンス(ホテルには、シャンプーしか備えてありませんでした…一応四つ星だったんですけどxxx)など、モロッコ人流のものを現地調達しようと試みたが、あの、アラブの装い、身近で見ると生地は化繊でテロテロ。一角でなんとか現代風のシャツを見つけて一枚購入。下着は、あきらめて毎日ホテルのバスルームで洗ってドライヤーで乾かたものをまたすぐは履きました(涙)。スークで、リンスだといって出してくれたのは、これ(写真)。「ガスール」という、乾いた泥のようなもの。
こんなモノで髪を洗ったら、ギシギシ大変そう…。 |
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